2008年05月17日

日弁連司法シンポジウムのプレ・プレ企画

 5月17日、大阪弁護士会において日弁連司法シンポ(11月8日・東京)のプレ・プレ企画として模擬裁判員裁判と模擬評議が行われます。

 今回は評議に焦点が当てられる企画のようです。

 午前の部と午後の部の2つの裁判体で、「いかに評議が行われたか?」をビデオ撮影と、速記によって記録し、それを題材にして、大阪のプレ企画「評議はいかにあるべきか?」パネルディスカッションを7月5日に開催するとのことです。

 この企画への協力依頼が速記官にあり、速記官が評議に立ち会うことになりました。

“評議に立ち会う”なんてことは、模擬ならでは!ですね。
 「はやとくん」が活躍します。

hayato.jpg
(「はやとくん」とは、このように右側の速記タイプで入力し、そのデータが左側のパソコンによって自動的に漢字仮名交じり文に完成させることができるシステムの愛称です。)
posted by sokkikan at 09:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 速記官の仕事部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月28日

これは、裁判員には過酷です!

 夫を殺害した妻に東京地裁は懲役15年の刑が言い渡したと、今日の報道にありました。

 この事件は、「妻が夫を殺害した」という点については、争いがなかったようですが、
そのときの妻の心理状態が、罪に問えるかどうか、ということにあったようです。

 司法の世界では、それを「犯行時に責任能力」があったかということで、量刑を大きく左右する
重大な問題となるのは、過去の事例からお分かりいただけると思います。

 こんなとき登場するのは鑑定人です。

 検察側、弁護側、双方が鑑定を申し立て、双方が「心神喪失」との判断をしていたということですが、
 判決は、この鑑定結果に拘束されず責任能力があった認定しました。 
 (最高裁は、「専門家である精神科医の意見は、公正さや前提条件に問題がない限り、
十分に尊重して認定すべきだ」との判断)

 今回の事例は、報道によれば裁判員制度を意識して、鑑定結果を書面として残さず、
鑑定した精神科医2人が同時に法廷に出て尋問を受ける、という形をとったということのようです。

 う〜ん。

 今回は速記官が立ち会って、裁判官、弁護人、検察官が、被告人の供述の変遷や、
鑑定人らの専門的な意見陳述も、すばやく速記録となって読むことができたと思いますが、
もし、それがなかったら!どうやって裁判員は、有罪・無罪のみならず、量刑まで判断できるのでしょう! 

それはあまりにもご無体な〜お代官様〜と叫ばずにはおられない!
これが民の声ではないでしょうか。

 

posted by sokkikan at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 速記官の仕事部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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