2013年12月12日

速記官制度を守る会大阪支部 第16回総会アピール

        速記官制度を守る会大阪支部 第16回総会アピール                                                     2013年12月10日 
 
裁判所速記官の養成が停止されて丸15年が経過し、全国の速記官配置数は最高時の825人(1996年)から208人(2013年)にまで激減してしまいました。
 
 一方、最高裁が養成停止時、「8〜10年程度で音声認識によって調書ができる」としていた技術開発は既に頓挫し、「音声認識データを検索する際のインデックスとして利用」するとトーンダウンさせたまま、今日に至っています。

 
日々行われている裁判員裁判をはじめとする各種の裁判の中で、ユーザーは公正で迅速な速記録の提供を求めていますが、その期待に十分応えることができるのは、速記官制度以外にはないということが、今では明白になっています。

 
本年7月6日、埼玉弁護士会・速記録問題対策特別委員会の呼び掛けに応え、大阪において、当会との意見交換会を開催しました。両会から19名が参加し、速記官制度の導入と構想、停止に至る経過や現状など問題点を話し合い、今後とも双方が具体的な事例を共有して運動を大きく広げていこうと申し合わせました。

 
また国会では、11月13日、衆議院法務委員会において民主党の郡 和子議員が、@速記官の養成停止決定は根拠からみて誤りであったと考えるが、どうか A障害者の司法参加を保障する手だてを裁判所は十分取っているか 神戸地裁において聴覚障害のある原告本人尋問が元速記官らによってリアルタイム速記された例があると聞くが、利用実績はどうか B裁判員裁判の評議において音声認識システムはインデックスとして利用できるとされているが利用実績はどうか 認識率は5段階評価の2と聞くがどうか C録音反訳方式における録音媒体の紛失や、反訳の脱落などの事例について、現システムの構造的欠陥だと考えるが、どうか、など、具体的かつ網羅的に質問されました。最高裁総務局長の答弁はほぼ従来どおりのものでしたが、Aについて、リアルタイム速記は司法行政として検討したことはない B認識率は個別バラツキがあり、調査はしていないが評議に供されていると承知している と無責任な答弁に終始しました。

 
このような中、本日私たちは第16回総会の記念講演としてお二方にお話ししていただきました。元裁判官の井戸謙一弁護士には、「裁判官こそ養成再開の声を」と題して講演いただき、今後の私たちの運動に新しい方向性を示唆していただきました。
 
スタンフォード大准教授の井上美弥子氏からは、「米国の法廷速記に関する最近の研究動向について」と題して、特にカリフォルニア州を中心とした事例を挙げて米国で活躍する法廷速記者の実情が報告され、私たちの運動に確信を深めるものとなりました。

 
速記官の減少や、最高裁の厚い壁など、取り巻く情勢は厳しいものがありますが、裁判所の外には、速記官による速記録を求めている多くのユーザーの存在があり、言語学の観点からみた速記官の重要性、また、人権を重んじる世界の裁判所での標準スタイルになっている速記者の存在があります。

私たちはさらに視野広く、これからも裁判の主体となる市民の方々や、関心をお持ちの諸団体に広く訴えるとともに、最高裁・国会などに対して、裁判所速記官の養成再開を求め続けて粘り強く活動を続けます。



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2013年11月27日

第16回大阪支部総会を開催します。

速記官制度を守る会大阪支部は、12月10日(火)午後6時から支部総会と記念講演会を開催します。会場は「ホテル・イルグランデ梅田」(大阪市北区西天満3-5-23)です。

平日の夕刻からですので時間は短いですが、総会はごく短時間に。
あと記念講演二題は興味深いものですので、お時間ございましたらぜひご参加ください。

記念講演二題を紹介します。
@井戸謙一弁護士(滋賀弁護士会所属 元裁判官)
  「裁判官こそ養成再開の声を」と題して、長い間の裁判官としての経験を踏まえ、速記官による速記録の必要性など、語っていただけるものと思います。
A井上美弥子准教授(ワシントン大学大学院博士・現在スタンフォード大学准教授)
    「米国の法廷速記に関する最近の研究動向について part3」と題して、アメリカにおける法廷速記の現状のレポートをしていただきます。

第16回総会案内.jpg

この写真をクリックしていただくと、詳しい内容がご覧いただけます。
ぜひご参加ください。お待ちしております。



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2013年11月16日

11月13日、衆議院法務委員会で速記問題質疑

今、開会中の国会・衆議院法務委員会で、民主党の郡 和子議員が速記問題について質問されました。

ご自身の質問時間の大半を使って、2010年の神戸地裁における聴覚障害者の原告本人尋問に際して、元速記官によってリアルタイム字幕が付けられた事例の紹介や、聴覚障害者が裁判員になるに当たって、十分な情報保障の手当がされているのかなど、問いただされました。


答弁者は最高裁の総務局長です。


最高裁の答弁に変化はありませんが、郡議員から、「音声認識の認識率は、弁護士のアンケートで5段階評価で2である」と指摘され、横合いから、それ『落第』じゃないのという声が入る場面もありました。それに対しての最高裁答弁は「調査はしていないが評議に供されていると承知している。」と、無責任だとしか言いようのないものでした。


「速記官の養成を停止した根拠は誤りではなかったか」「使えない古いタイプを倉庫に山積みにして、現に速記官が使っている新しいタイプを支給しないのはなぜか」などなど、質問内容は網羅されています。

ビデオライブラリーで視聴することができますので、ご覧ください。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=43202&media_type

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2013年11月05日

関係各位に速記官制度についての要請行動、今日は京都弁護士会へ

引き続き弁護士会への要請行動を行っています。
10月8日滋賀弁護士会への要請行動は、このブログで既に紹介しましたが、今日11月5日午後、京都弁護士会に行ってきました。

安原支部長、出口副支部長(京都弁護士会)と事務局次長の3人で訪問しました。
京都弁護士会の藤井会長、伊山副会長が出迎えてくださり、ご挨拶のあと、担当の伊山副会長とお話をさせていただきました。

2年前にも同様の趣旨で伺ったことがあり、そのことは副会長もよく承知してくださっているとのことで、大変心強い思いがしました。

今回、再度伺ったことの説明をさしていただき、裁判に臨む関係者にとって、正確な速記録が早く届くことに異論が出るはずはなく、ぜひ京都弁護士会としてのご意見を挙げていただくよう要請しました。

伊山副会長からは「音声認識したDVDが交付されても、やはり京都弁は無理があるようで使えない。もっと早く、ゲラでもいいので速記録がもらえるというシステムにならないものだろうか。」というようなご意見をいただきました。
こうした要望に応えるためには速記官の数を確保しないと無理なんです、このままでは減少の一途です。ぜひ養成再開に向けての意見表明を、と訴えてきました。
お忙しい中、こうやって対応していただき大変有り難うございました。ぜひご検討くださいますようお願いいたします。

京都弁護士会へ要請11月5日.JPG

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2013年10月23日

「法言語学に見る速記者・速記官」守る会ニュースbR9から 

最新の本部ニュースbR9に、守る会 幹事 丸山 竜一さんの投稿記事が掲載されました。
ぜひ多くの方にお読みいただきたく、ブログに転載します。この稿は次号に続きます。
末尾にありますように、情報・ご意見をぜひお寄せください。写真は著書の一部です。
  
近年、法言語学に関する著書が相次いで出されており、これらの中に速記者・速記官が登場していますので、その内容について紹介しながら感想を述べてみます。
■5点の著書
  それは、
  ・『法言語学入門−司法制度におけることば』(ギボンズ著、東京外国語大学出版会、以下『入門』と略記)
  ・『法と言語−法言語学へのいざない』(橋内武、堀田秀吾編著、くろしお出版、以下『いざない』)
  ・『法廷はことばの教室や!−傍聴センセイ裁判録』(札埜和男著、大修館書店、以下、『教室』)
  ・『月刊言語2009年9月号−裁判ことばの言語学』(以下、『月刊言語』)
  ・『ことばの力学−応用言語学への招待』(白井恭弘著、岩波新書、以下、『力学』)
  の5点です。

■法廷における関係者として

  私が今回法言語学について紹介しようと考えたきっかけは、『入門』の「コモン・ロー法廷における関係者」の章で、裁判官、弁護士と続く節に「法廷における他の職員」があり、ここに「廷吏、速記者、書記官として働く職員がいる」と記されていたからでした。裁判官ほどに職員の説明があるわけではないのですが、別の章では、警察における「速記の訓練を受けた者の必要性」を述べています。
  もう一つ感心したのは、この著書の翻訳者が、stenographersを速記者と訳しており、索引にも載せているという観点です。ギボンズ氏については、1946年イギリス生まれ、1983年から2006年までシドニー大学言語学科で教鞭をとり、2003年から2005年まで国際法言語学会長をつとめる、と記されています。
  私は、表題を速記者・速記官としました。世界の法廷に速記者は確かにいるのですが、それが派遣された速記者なのか、裁判所に勤める速記官なのかは定かではありません。しかし、そうした些細な問題より、それらの法廷で速記をする職員を、世界的に見て、ギボンズ氏がstenographers・速記者と位置づけた意味は大きいと考えるものです。なぜなら、これが日本の法言語学会でも速記官を取り上げる一因になっているとも思えるからです。

■法廷速記者のいる国
  さて、その法廷速記者のいる国は具体的どこかというと,私の確認したところでは、アメリカ、フィンランド、ブラジル、韓国、イタリア、カナダ、イギリス、インド、アイルランドの9か国です。確認はできていないのですが、ギボンズ氏の国、オーストラリアも入れてもよいと考えます。
  ところで、アメリカ・フィンランド・ブラジルについては『世界の裁判員−14カ国イラスト法廷ガイド』(神谷説子・澤康臣著、日本評論社)に速記者が出ておりました。この著書、世界の裁判員事情がよくわかる、その取材力にも感心する優れたルポルタージュです。しかし、この14カ国の最後の章「日本」が画竜点睛を欠くものになっており残念です。そこには「さいたま地裁・・・、“裁判員時代の裁判所”だ。裁判員待合室には説明ビデオが上映される大型モニターがある。評議室にもモニターがあり、法廷のやりとりを音声認識装置で直ちに文章に変換して見直すことができる。」と記されています。この「誤報」、裁判所の広報に問題があるのかどうなのか、著者の取材元を知りたいところです。

■速記官

  話を日本にもどしますと、『いざない』『教室』『月刊言語』に速記官が紹介されています。
  『いざない』には、「裁判と方言(地域語)」の節で速記官が登場しますが、この執筆者札埜氏は、後の章「法言語教育」でも書いている高校の国語の先生で、著者紹介には、明治大学:法と言語科学研究所客員研究員と記されています。
  『教室』では、速記官について、「話し言葉は、はかないものです−速記官の果たす大きな役割」の章で、10ページ8節にわたり、「速記官の受難」にもふれながら「言語文化としての速記」など、詳しく論じられています。これらは、「守る会」の運動にとってもおおいに力を与えてくれる内容になっています。
(次号に続く)
法言語学入門.jpg 法廷は.jpg 法と言語.jpg
 
※法廷に速記者のいる国について何らかの情報をお持ち方は、ぜひ、このブログにコメントを付けてくださるなどにて「守る会」にお寄せください。


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2013年10月08日

関係各位に速記官制度についての要請行動、展開中

このブログの9月2日付けで紹介しました要請行動、今もずっと続けています。

スタートを切ったのは8月30日、弁護士会要請行動として日弁連と東京三会に要請文を持って行きました。
そのほか、多くの弁護士会に直接出向いて要請をするということもなかなか難しく、郵送にて要請を行っているというのが現状ですが、今日、守る会大阪支部は滋賀弁護士会を訪問して要請を行いました。

滋賀弁護士会は2年前にも要請に伺いましたが、今回は安原大阪支部長とともに、花子と現職速記官2人が参加し、速記官が年々減少していて速記立ち会い要請に応えられない状況になっていることなど、資料を基に現状を訴え、養成再開へのアクションを起こしていただきたいことをお願いしました。

対応してくださった会長、副会長からは、「裁判員裁判で音声認識のデータをいただいても全く使い物にならない」、「近江八幡の八幡は80000となっていて、これは笑えるかもしれないが、他には想像すらできない部分もある」「速記官による速記録が欲しいと思っている弁護士は多いだろうから、要請は前向きに受け止めて検討します」と力強くお話ししてくださいました。
うれしいです。
本当に現場で真剣に裁判に取り組んでおられる方は、弁護士はもちろん、裁判官、検察官だって速記官による速記録を必要とされていること、今回の訪問でも確信が持てました。

滋賀弁護士会訪問10/8.JPG

この一連の行動はまだ続きます。
国会の法務委員への要請行動も計画中です。
10月17日には司法総行動が行われますので、そこにも参加して訴える予定です。
皆さまのご支援、お願いいたします。

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2013年10月02日

歩きながら速記! 米国議会で。

アメリカでは新年度予算が成立せず、10月1日から政府機関の一部が閉鎖されたというニュースに驚いています。
その米国議会の上院・下院での議論の様子を伝えるTV画面で、歩きながら、首からぶら下げた速記タイプにソクソクと速記している女性速記者の姿が映し出されてびっくりでした。

皆さんもご覧になりましたか。

口角泡飛ばしながら大激論している議場で、座ったまま速記している姿は定番でしたが、今回は駅弁売りさんのようなスタイルで歩きながら、きっと野次みたいなものも速記するからでしょう、ソクソクと入力している姿に目が釘付けになりました。

新年度予算の成立まで議論は続くでしょう。その様子が映像に流れたら、皆さん、速記者にもぜひご注目ください。



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2013年09月24日

秋晴れの下、素晴らしい日本の原風景を楽しみました。

いいお天気に誘われて、飛鳥の棚田をいろどる彼岸花と、ユーモラスな案山子の力作を訪ねて友人たちと出かけました。
真っ赤な彼岸花は満開で、ときどき白いのが控えめなアクセントに咲いてます。写真を載せましたが、大ぶりな黄色の彼岸花、これは花子は初めて見ました。

日差しは暑かったこの夏と同じくらい照りつけていましたが、風は心地よく吹いてくれるし、何よりも棚田からわたってくる風は涼しく、稲のにおいが一杯で日差しを随分やわらげてくれました。
おかげで約4時間、11キロのハイキングを元気に歩くことができました。

この優美な曲線を持つ黄金色の棚田、縁をいろどる彼岸花の美しさは日本の原風景の一つ。
壊されないよう、守り続けなければならない宝物だよね、友人たちの思いも一緒でした。

棚田に映える彼岸花.JPG  初めての黄色い彼岸花.JPG  

今年の優秀賞かかし.JPG  今にもはじけそうな栗.JPG


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2013年09月02日

関係各位に、速記官制度に関する要請行動

「守る会」では以下の要請行動を、日弁連並びに全国の単位弁護士会に対し行っています。
更に、同様の趣旨で、衆参の法務委員会委員各氏に対しても行います。
関係各位のご協力、ご支援をお願いいたします。

各単位弁護士会 御中                       2013年8月
   裁判所速記官制度を守り、司法の充実・強化を求める会
                   会 長  鶴 見 祐 策(東京弁護士会所属)   
   最高裁判所や貴会と対応する裁判所に下記を要請してください
    〜速記官の養成再開に向けて〜
                             記
1 公判廷等での供述記録は原則として速記録とすること。
2 裁判員裁判はじめ、公正・迅速な裁判の実現に資するために、供述記録を即時に交付できるシステムを構築すること。
3 裁判所法一部改正法に対する附帯決議(衆議院法務委員会2004年3月12日、参議院法務委員会2004年3月30日)をふまえ電子速記タイプライターの官支給実現を図り、裁判所速記官の執務環境を整備すること。

                要 請 内 容 の 説 明
速記官制度をめぐる経過と問題

1 法廷速記の現状
@ 2013年4月、裁判所速記官は全国で208名になりました。
  戦後の司法の民主化の中で発足した裁判所速記官制度は、1997年の最高裁裁判官会議での養成停止決定のため、最大時825名いた速記官が大幅に減少しました。
A このため、速記官配置のなくなった地裁本庁が12庁、支部が11庁、一人配置の本庁が8庁、支部が4庁と増加しています。このままでは、いずれは裁判所から速記官がいなくなります。これは、国会が定めた裁判所の人的構成(裁判所法60条の2「各裁判所に速記官を置く」)を、最高裁が一方的に変更・廃止(最高裁による立法権侵害)することにほかなりません。
B 裁判では、民事、刑事を問わず、公判中心主義による再活性化や迅速な裁判の要請から、供述記録の早急な作成がより強く求められるようになっています。
 しかし、速記官数の急激な減少のため、訴訟当事者(本人や裁判官、検察官、弁護士)が速記録の作成を求めても、ほとんど要請に応えられない状況が広がり、その弊害が深刻化しています。
C 最高裁は、民間業者に委託する録音データの反訳(いわゆる録音反訳方式)による逐語的供述調書(書記官調書)の作成方式を導入しました。この方式は、完成までに日数がかかること、また誤字・脱字、訂正漏れ、意味不明箇所などから正確性が懸念され、審理にも少なくない影響を与えています。    
D 2008年末に当会が実施した全国の弁護士3000人を対象としたアンケート結果でも、録音反訳方式による逐語的供述調書に対しては、法廷での録音ミスや校正ミスなどによる不正確さや録音メモリーが民間業者との間でやり取りされることの危うさなど、多くの問題点が指摘されました。  
   近年も、2012年、横浜地裁で録音データの紛失、さいたま地裁で反対尋問のやり直しが行われるなどの事故が起きています。       

2 裁判員裁判での裁判記録
@ 2009年8月から始まった裁判員裁判は、法定刑の重い重大事件を対象として、一般市民が裁判官とともに審理し判断することになりました。裁判官でさえ何日も悩み抜くといわれる死刑判決も、裁判員には短期間の審理で結論を出すことが求められています。
A 裁判員の公正・的確な判断を保障するためには、法廷でのやりとりや証言内容が即時に確認できるようにすることが不可欠です。
   司法制度改革の審議当初、最高裁も即時の文字化が必要だとして、話し言葉を即時に文字化する音声認識システムの開発を進めてきました。しかし、このシステムは、話し言葉を入力手段とするため、音声の複雑性・不安定性という原理的な問題点の克服ができません。そこで最高裁は、音声認識システムの検索機能を強調し、裁判員裁判では、キーワードを入力することで、証人の証言を確認したい箇所が容易に検索できると説明するようになりました。
B 最高裁が採用した検索機能も、結局、音声の認識率が80パーセントと低く、検索システムとしての信頼性は高くありません。これまでにも、録画では一覧性や速読性がないとの指摘や、訴訟関係者に貸与されている音声認識システムでの反訳結果は、審理や訴訟準備にはほとんど利用できないとの声が上がったり、機器の不具合や操作ミスなど、多くの問題を生じています。
C 裁判所が、正確に文字化された供述記録を迅速に作成しないため、裁判員は、自分の記憶と自分の作成するメモで判断することを求められています。裁判員のなかには音声認識システムの存在を知らされずに審理・評議に臨んだり、証言内容を再確認できないまま判断せざるを得ない実態があったこと、130枚にも達するメモを取り続けたケースなどが報じられています。こうした裁判で、公正・的確な審理・評議・判決ができるのか大いに懸念されます。
D また、失聴や難聴など聴覚障がい者の「裁判を受ける権利」や「裁判員になる権利」を保障するには、バリアフリーとしてのリアルタイム速記による情報保障が不可欠です。最高裁は、手話通訳者と要約筆記者を確保するとしていますが、手話のできる聴覚障がい者は全体の約2割程度であること、要約筆記では十分な情報保障にならないことなど、聴覚障がい者に対する認識が不十分です。

3 世界と日本の速記事情
@ 今、世界の多くの国で、裁判には機械速記によるリアルタイム速記録が取り入れられています。特にアメリカでは、最高裁が速記官の養成を停止した当時約3万人だった速記者が、現在では6万人を超える数に増えています。最近では韓国、中国などでも制度化されていますし、ハーグの国際刑事裁判所でもリアルタイム速記が活用されています。
A 日本では、速記官の養成停止策が示されるのと相前後して、多くの裁判所速記官が知恵と力を結集して、リアルタイム速記システムを開発・改善してきました。同システムは速記録の迅速な作成に大きく寄与しています。
 現状では約95%の裁判所速記官がコンピュータ内蔵の米国製電子速記タイプライターを自費で購入し公務の効率化を図っています。本来であれば、最高裁が国の予算で確保しなければいけない効率機器について、自費で購入させるなどの負担を裁判所速記官に強いています。

4 裁判記録のあるべき姿
   民事、刑事はじめ、自己の権利の実現や権利擁護、事件・事故の真実解明や刑罰権の的確な行使、あるいは親族・相続など多くの事件について裁判所での解決が求められています。当事者が訴訟準備を十分に行い、公正・迅速な裁判を実現することは憲法上の要請です。そのためには、公正で客観的かつ迅速な裁判記録の作成が不可欠です。世界基準となっているリアルタイム速記システムについても、裁判所速記官の増員や機器の確保など態勢が整備されれば日本でも実現可能となっています。

5 速記官養成再開を求める動き
  最高裁に対しては、これまでも日本弁護士連合会はじめ単位弁護士会(東京、埼玉、静岡、栃木、大阪、和歌山、兵庫、奈良、大分、宮崎)や市民団体から養成停止に反対し養成再開を求める意見書や声明が出されています。国会でも毎年のように法務委員会で審議されるなどしてきましたが、最高裁は養成再開に応じていません。

6 さいごに
 公正・迅速な裁判を受ける権利の保障は、憲法上の要請です。裁判所法上も、
  口頭主義・弁論主義を原則とする公判廷での供述記録は、速記録であることが基本とされています。そのため法60条の2にも裁判所速記官制度が設けられています。最高裁が、裁判所法を無視して一方的に速記官制度を事実上廃止することは許されません。
   裁判所から速記官がいなくなれば、迅速に作成される公正・客観的な記録なしに審理・評議・判断することになります。近時の冤罪・再審事件をみても、公正で客観的な供述記録の作成が不可欠なことは明白です。
 日本弁護士連合会および各単位弁護士会におかれましては、法廷等での供述記録(速記録)作成の規則化や速記官の執務環境の整備(電子速記タイプライターの官支給等)などを最高裁や貴会と対応する裁判所に要請してください。     以 上
添 付 資 料

@ 日弁連・単位弁護士会の声明・意見等(まとめ)
A 弁護士アンケート
B 全国速記官配置図(2013年4月現在)
C 衆議院・参議院法務委員会の各附帯決議
D 日本共産党・井上哲士議員の質問(2012年3月28日法務委員会)
E 速記官制度を守る会ニュース

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2013年08月21日

少なくなった速記官ですが、頑張り度は高いですよ〜

いつまで続くかこの残暑!ですね。皆さまにも私にも、お見舞いです。十分注意して乗り切りましょう。

その上、ゲリラ豪雨によって多大な被害を受けられた地域の皆さま、心よりお見舞い申し上げます。
いずれも自然現象とはいえ、地球上をおおう異常事態は年々激しさを増しているようで恐ろしい。


これとは反対に、速記官の減少は全くの人為的な、最高裁が決めた養成停止によるもので、最大時825人いた速記官は、今や208人になってしまったこと、今まで何度もブログ子は嘆いてきました。

825人だって決して多かったわけではありません。速記官制度を導入した当初は約2000人を構想していたことから考えると、半分も満たしていないのです。まだまだ制度としては途上にあったのに、道半ばにして・・と言わざるを得ません。


現在の208人というのは、最大時の約4分の1となりますが、そんな中でも全国の速記官は頑張っています。
速記官がいるのは47庁ですが、そのうち35庁で裁判員裁判に立ち会っているということですから頑張り度は高いです。連日的に行われる裁判員裁判のすべてに立ち会うことは難しいこともあるでしょうが、この証人、この被告人にはぜひ速記官を、という要望に応えて、速記官としての役割を果たした貴重な一件、一件の立ち会いを積み重ねた結果だろうと受け取りました。わーい(嬉しい顔)


また、最近は一審重視の傾向が強まっているのか、速記官の高裁配置をゼロにして、地裁へ配置換えをしている例をよく聞くようになりました。それでも、高裁で「どうしても速記官の立ち会いを」という要請があれば応えているというのですから、ここでも頑張っていますね。わーい(嬉しい顔)


話はまた変わりますが、平成28年から、裁判所は新しいOSに切り替わるとのことです。ほとんどの速記官が利用している「はやとくん」プログラム(即時に漢字仮名混じり文に変換する)は最高裁が配布しているものではありませんが、これらの頑張りを支えている素です。
このプログラムも新OSへの切り替え時に仲間外れされぬよう、今から神様、仏様、最高裁様にお願いを。ぴかぴか(新しい)


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2013年08月06日

68年目を迎えた原爆投下の日に

花子の住む町では、8月6日、原爆投下の8:15にあわせ町内放送で「その時」が流され、住民に犠牲者への鎮魂が呼びかけられます。

それにあわせ、忘れてはならない、二度とあってはならないの思いをこめて、町内の寺院から有志によって鎮魂の鐘がつかれ、町内に響きます。

小さい町の山から谷へ鐘が響き合い「二度とあのような惨事を日本でも、世界でも起こさせてはならない」と、鐘をつく手に力をこめました。
六八年目の鎮魂の鐘.JPG

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2013年08月01日

「法廷はことばの教室や!−傍聴センセイ裁判録−」紹介

こんな本が出ています。
著者は札埜和男さん(大修館書店発行 1300円+税)で、タイトルの傍聴センセイのとおり「高校生に国語を教えている教員」と自己紹介があります。
「法廷はことばの教室や!」本.JPG

数多くの法廷で傍聴センセイをしながら、裁判官、弁護士、調停委員、法廷通訳人、刑務官、法医学者、速記官、家裁調査官、教誨師、原告、被告人などなど、法廷と縁がある(あった)人たちへのインダビューを織り交ぜ、「ことば」にこだわったユニークな本となっています。


中でも、そこで暮らす人とともに生きている方言について、それが法廷でどのように使われているのか、方言ならではの機能について具体例をたくさん挙げて紹介しているのも値打ちです。


速記官については、「7 話し言葉は、はかないものです −速記官の果たす大きな役割」の項で詳しく触れられています。
登場する速記官Dさんの「話しことばは、はかないものです。一瞬で消えていくことばを拾い集め、それを紙の上にきちんとした形で定着させるのが速記官の仕事だと思っています」を、「速記官としての『ことば』観」として紹介しています。
確かに速記官は法廷で、言葉が音にはなってないけれど、でも意思表示はある、という所作までを言葉を補完するものとしてすくい上げ紙に定着させ、臨場感のある速記録を作り上げるということは多々あることで、これこそが速記官魂と言えます。

その他、速記官については「速記官にとっての二・二六事件」とも言うべき最高裁の速記官養成停止決定(1997/2/26)、その後、代替措置として採用された録音反訳(テープ起こし)や音声認識システムの問題点などが網羅されています。
そして「速記官が培ってきたのは、単なる『スキル』ではなく、優れた『言語文化』です。」に続き「速記官養成停止という暴挙は、時代に逆行する動きであり、言語文化の継承の意味においても許すまじきことです。」と結ばれています。
この夏休み、ぜひ手に取っていただきたい一冊、お勧めです!

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2013年07月19日

「法廷から姿消す速記官」として警鐘の記事(埼玉新聞25/7/13付)紹介

7月13日付の埼玉新聞に「法廷から姿消す速記官」と題する記事が掲載されました。
速記官の養成が再開されなければ、法廷から姿消す速記官となってしまうことに警鐘を打ち鳴らしている内容です。多くの皆さまに知っていただきたいと、切に思います。

本文を引用して紹介します。
「法廷から姿消す速記官 高澤史生
 法廷から『速記官』が消えようとしている。速記官とは、法廷に立ち会い、当事者や証人の供述を記録する裁判所の職員。米国ではコートリポーターと呼ばれている。
 法廷の供述は、発言者の語尾が不明瞭であったり、逆に当事者がエキサイトして口論になることもあるが、速記官は特殊な機械を駆使して、法廷での一言一句をリアルタイムに文字化して正確無比な逐語録を完成させる。
 最高裁が速記官の新規養成を中止したのは今から約15年前。以降、書記官への転官や退職により、ピーク時で825人いた速記官は、現在では200人程度にまで激減している。埼玉の裁判所にはまだ数人の速記官が配置されているが、地方では速記官がゼロという裁判所が増えつつある。日本の速記官制度はもはや風前の灯火である。
 民事、刑事を問わず争いのある事件の尋問では、速記官が作った速記録があると重宝する。証人が医師などの専門家の場合、法廷では聞いたことがないような専門用語が飛び出すこともあるが、速記官は事前に裁判記録に目を通し、事件の構図や証言者の特性を把握し、法廷での尋問を正確に再現する。ひとたび完成した速記録に対しては、かつては裁判官といえども内容の変更を命ずることがされないとされていた。
 速記官は、裁判の正確性や客観性、公平性を維持するプロフェッショナルな集団なのである。
 現在は、法廷で録音した音声データを裁判所が外部業者に委託して文字化する録音反訳と呼ばれる方式が主流。簡単に言えば“テープ起こし”の外注である。しかし、外部の業者が、法廷に立ち会うことなく作成した調書の正確性に限界があることは明白で、そればかりか、録音データを消去してしまい、後日、尋問をやり直したという事例も報告されている。
 裁判員裁判では、証人らの音声を機械が認識して文字化する『音声認識システム』も導入されている。しかし、日本語は同音異義語が多く、実際に利用してみると誤変換が目立つ。専門用語ともなれば、正しく変換されていることの方が少ないというのが実感だ。
 戦後の日本がお手本とした米国では、録音・録画に頼る記録方式から、速記制度に戻した州もあるという。日本でも裁判員制度が導入され、正確性や迅速性の面で秀でる速記録の必要性はむしろ高まっているといえる。
 ベテラン速記官が現場を去る一方、速記官の養成は一朝一夕ではなし得ない。高い技術と職業意識の喪失は日本の裁判制度の後退となりかねない。」以上引用終わり。
埼玉新聞25年7月13日付.jpg

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2013年07月07日

埼玉弁護士会・速記録問題対策特別委員会と守る会大阪支部の意見交換会開催

7月6日、標記委員会から委員長以下8名の弁護士と守る会本部幹事など計11名、大阪支部からは支部長以下8名が参加して、速記官制度問題・速記録問題についての意見交換を行いました。

この2つの会はともに最高裁の速記官の養成停止決定の後、ほぼ同時期に発足して現在にいたっていますが、今回、埼玉・委員会からの呼びかけで初めて実現したものです。 
意見交換会.JPG 意見交換会2.JPG 

初対面で、特段のセレモニーもなくいきなり本題突入!という緊張した空気が会議室を覆っていましたが、短時間に実りある会議にしなければならないため、大阪のお笑いで座をなごませて、ということも許されません。

ご挨拶のあと、大阪支部側から基本的な報告に入りました。
その項目は、
1、裁判所速記官制度のはじまりと構想  
2、最高裁はなぜ速記官の養成をやめたのか ほかに本当の理由があるのでは?
3、逐語録作成の現状と音声認識システム
4、速記官自らが開発し、研究し、改良が加えられている「はやとくん」速記の紹介
    リアルタイム速記の実演付き
5、諸外国の法廷での速記制度について紹介
6、展望
これらの報告は「守ろう!裁判所速記官」(現代人文社ブックレットbP5)や、守る会本部・大阪支部ニュース、「誤判を生まない裁判員制度への課題−アメリカ司法改革からの提言−」(伊藤和子著・現代人文社)などの参考文献を紹介しながら行われました。


続いて、埼玉・委員会側から報告がありました。
具体的な事例として「さいたま地裁で起こった、録音反訳方式の方法で調書化され交付されたが、反対尋問と裁判所からの補充尋問が調書化されていなかった」という構造的欠陥を指摘した事例。
別の事例として「裁判員裁判における記録のあり方、特に専門家証人についての速記録と音声認識システムを比較検証してみると、速記録については鑑定人の証人尋問の翌日には速記録が弁護人の手元に届き、難解な用語や数式も正確に記録されている上、一覧性に優れ、短時間に一読することができた。
一方、音声認識での誤変換の一例として『ABS』が『デニス』、『各車輪』が『架空債権』、『ギリシャ文字でμ』が『犠牲者も中でμ』、『Eバリア』が『茨城』、『制動痕』が『製造興奮』といった具合で、これは決して例外的なものではなく、正確に変換されている言葉のほうが圧倒的に少ない。検索機能を使うにしても推測不能な誤変換が多くかなり困難」と告発されました。


その後、大阪支部顧問の石松弁護士から、ご自身の裁判官時代に見聞された速記官制度導入時代の最高裁の先見性、その後の移り変わりなど、なかなか聞く機会のない裏話から、特に一審の裁判官にとっては速記録は大変貴重なものであることは今でも変わりがないはずなのに、それが声に上がらないことへの寂しさが語られました。
石松弁護士の話は、埼玉から参加の60期台の弁護士にとって大感激の講話となったようです。
もっと詳しく正確に、改めて紹介したいと思います。

濃密な議論の中から、
 ・具体的な事例を共有して、この運動を他の弁護士会にも広げ、速記官制度の復活につなげたい。
 ・速記官のことを知らない法曹世代が増えている。工夫して知らせていかなければ。
 ・「はやとくん」技術の継承について、研究したい。
など積極的な提案が出され、有意義な意見交換会の終了となりました。


最後に大阪弁護士会館名物「ないな、可視化しかないな」大看板前での記念撮影の後、懇親会での熱い議論二次会となりました。
全員集合.JPG







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2013年07月01日

「へいわってすてきだね」6/23沖縄戦没者追悼式での小1生のことば

 皆さん、6月23日「へいわってすてきだね」をお聞きになりましたか?
 与那国町立久部良小学校1年生、安里有生君が読んだ詩です。
大勢の大人たちに見つめられて、ずっと緊張していた安里君ですが、この詩を読む声はしっかりと胸に届きました。
聞き漏らした方、もう一回聞きたい方、次のアドレスから、7歳の安里君の真剣な表情と声、お聞き下さい。その可愛さに涙もにじむ花子です。
http://www.youtube.com/watch?v=NBonUaHnC-g

「へいわってすてきだね」(全文紹介)
 へいわってなにかな。ぼくは、かんがえたよ。
おともだちとなかよし。かぞくが、げんき。
えがおであそぶ。ねこがわらう。おなかがいっぱい。
やぎがのんびりあるいている。けんかしてもすぐなかなおり。
ちょうめいそうがたくさんはえ、
よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。
みなとには、フェリーがとまっていて、
うみには、かめやかじきがおよいでいる。
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。へいわってうれしいね。
みんなのこころから、へいわがうまれるんだね。

 せんそうは、おそろしい。
「ドドーン、ドカーン。」ばくだんがおちてくるこわいおと。
おなかがすいて、くるしむこども。
かぞくがしんでしまってなくひとたち。

 ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。

 へいわなかぞく、へいわながっこう、へいわなよなぐにじま、
へいわなおきなわ、へいわなせかい、へいわってすてきだね。

 これからも、ずっとへいわがつづくようにぼくも、
ぼくのできることからがんばるよ。 
よなぐにうま.JPG

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2013年06月26日

「花の百名山」秋田駒ヶ岳は、花いっぱいでした!

前々からあこがれていた秋田駒ヶ岳、やっと実現して行ってきました。
花の季節は雨の季節で、午前中は霧雨とガスで眺望が今一つでしたが、午後には晴れ間もあり、トレッキング日和でした。元速記官同期の友人たちと一緒に、いっぱいの花を楽しみながら駒ヶ岳を周遊できました。
多分、50種は超える花に出会ったようです。
その中から一部写真で紹介します。花の名、間違っていましたら・・、お許しください。

イソツツジ.JPG イワウメ.JPG イワテハタザオ.JPG

ウスユキソウ.JPG シラネアオイ.JPG タカネスミレ.JPG 

チングルマ.JPG ツマトリソウ.JPG コバイケイソウ.JPG 

レンゲツツジ.JPG 

 ニッコウキスゲ.JPG  ハクサンチドリ.JPG  ハンショウヅル.JPG
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2013年06月14日

「同じ釜飯」同期会in横浜

速記官同期の中で、退職後、絵の道に進み着々と地歩を築いている友人がいます。その彼女が参加する女性達の画家グループが第14回「紫陽花展」を横浜市山手の岩アミュージアムで開催するのに合わせ元速記官の同期が横浜に集いました。

花子の絵の観賞スタイルは、ただ、「きれいな色だ」とか、「感じ出てる」とか、「こんなのが好き」という全くの我流ですが、ずっと長く彼女の絵を見せてもらって、その変化がおもしろく、今回の作品も十分に楽しく見せてもらうことができました。

同期は皆、そろそろ古希を迎えるという年頃ですが、速記官を卒業してからも、それぞれの分野で活躍している人が多くいて同期会での話題も豊富です。今回久しぶりに参加した同期など、あでやかな日舞の舞台写真を披露してくださって、若い人に教える立場になっているという、またまた皆を刺激する存在となりました。

紫陽花展案内.JPG 岩アミュージアム.JPG 

雨に煙る観覧車.JPG 赤れんが倉庫と豪華客船.JPG

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2013年05月30日

読売新聞(5月27日付け朝刊)で速記官のこと 大きく報道!

大見出しは、
「速記官 11地裁でゼロ」
「『正確で即時に記録』弁護士ら復活求める声」
とあって、川口知也記者の署名入り記事でした。
本文をそのまま転載して紹介します。

「法廷でのやり取りをその場で記録する『速記官』が減少の一途をたどっている。民間団体の調査によると、管内に速記官がいない地方裁判所は全国で11地裁に上り、1人しかいないところも9地裁ある。最高裁が速記官の新規養成をやめ、民間業者による録音データの書き起こし方式を採用したためだが、弁護士からは『裁判用語を正しく理解し、即時に速記録が作れる速記官は裁判員裁判にも不可欠』と、養成再開を求める声も上がっている。(川口知也)」

次に中見出しとして、
「養成停止から15年」とあり本文に続きます。

「最高裁が2012年4月にまとめた統計では、速記官がいない地裁は旭川、富山、金沢、岐阜、福井、岡山、松江、熊本、那覇の9地裁だ。さらに、弁護士や速記官らでつくる『裁判所速記官制度を守る会』(東京)の調査で、新潟と鳥取もゼロになったことが分かった。ピーク時の1997年度は全国で852人だった速記官は、今年度は208人と大幅に減った。

 速記官は採用後、最高裁の施設で2年間訓練し、各裁判所に配置されていた。しかし、98年4月以降、後継者不足などを理由に、新規養成を停止。代わって、民間業者に委託して録音された音声を書き起こす『録音反訳方式』を導入した。

 速記官が8人の福岡地裁では、7~8割が録音方式で、残りを速記官が対応している。同地裁は『どちらでも裁判所から見れば変わりはない』との見解だ。熊本地裁では、昨年4月に最後の1人が退職し、すべて録音方式になった。

 最高裁関係者は、『録音技術が向上しており、業務委託で正確な記録は可能』としており、『訴訟が増え続けるなか、人数の少ない速記官より、委託した方が効率よく多くの事案に対応できる』との考えだ。

 一方、東京弁護士会は今年3月に発表した意見書で、『録音方式は誤字脱字が目立ち、調書が完成するまでに時間がかかる』などと指摘。『現状では専門の訓練を受けた速記官による速記録が勝る』と、養成再開を求めている。

 宮崎県弁護士会も1月、増員を求める会長声明を出した。大分県弁護士会は08年12月、連日開廷される裁判員裁判に言及し、『正確な速記録が即日交付されれば、裁判員が公判の内容を検証し、翌日の審理に備えることができる』との会長声明を出した。

 元速記官で、『電子速記研究会』の遠藤基資会長(76)は、『速記官は、表情や動作など廷内の様子も含めて正確に記録できる。長年培われたノウハウが失われるのはもったいない』と惜しんでいる。」 以上

久しぶりにうれしい記事でした。

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2013年05月23日

裁判員制度施行、4年目になりました。

2009年5月21日に裁判員制度が始まって、4年目を迎えて、いろんな角度から問題点の報道がされていますが、この「裁判員法」は、施行から3年後には見直しをすると定められていて、「裁判員裁判に関する検討会」が開催されています。

その第17回会議(13年3月15日)に「取りまとめ報告書(案)」が出されていました。
http://www.moj.go.jp/content/000109144.pdf

17回にも及ぶ検討会の内容を網羅するもので、裁判員裁判を行ってきた上での問題点の数々とともに、この間起きた東日本大震災という大惨事と裁判員裁判という論点も議論されています。

しかし、私たちが主張している裁判員裁判にも速記官がきちんと立ち会って、正確な記録を作成し、それに基づいて評議を行うことが、裁判を受ける被告人にとってはもちろんのこと、市民裁判官として参加する裁判員にとっても、自信をもって職業裁判官と評議を行うことを保証する手だてとなる、という指摘は議論された跡が残念ながら見当たりませんでした。

普通の市民が、一生に一度あるかないか裁判員となって重大な刑事事件の判断を職業裁判官と共に下さなければならないのに、記憶があいまいなときは、音声認識したデータを検索してとなっていますが、その認識度が低ければ役にたちません。またその検索作業が手間取るようで、評議を中断して裁判官にその作業を申し出るのは、裁判員にとってかなりなプレッシャーではないでしょうか。

そして、この音声認識システムの精度がどの程度であるか、当該裁判を担当した裁判官と裁判員、検察官と弁護人にしか分からないというのが実情で、第三者には全く分からないのです。
そういう意味では、この「検討会」委員各位にとっても同じことが言えるのかもしれません。
ここは最高裁自らが、裁判所だけでしか分からないこの問題を検討して、全国の法廷における音声認識システムの認識精度、過誤の実情など実態を明らかにし、3年後の見直しに活かしていただきたいものです。

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2013年05月03日

今年も5月3日・憲法記念日にピースウオーク

花子は、直接、戦禍を浴びたわけではないものの、ものごころついたころの思い出として、食べ物から着るもの、すべてに親たちが苦労していたことが思い出されます。ときたま街に出ると、物乞いしているのか、傷痍軍人さん風な姿を見かけたこともありました。
そういう戦争の惨禍の時代の反省から今の平和憲法が生まれて66年。ですから花子などずっとこの憲法のもとで、ことさら意識もせず、平穏に過ごしてきたのかもしれません。
でも今、この憲法を変えよう、変えるためのハードルを下げようという動きを目にするにつれ、平穏の上に寝てばかりではいられません。
同じ思いの人たちと一緒に少しでも声をあげ、広げていくときではないでしょうか。
地元ピースウオークは小さい声ですが、きっと全国各地の同じ思いの声と響き合ったことと思います。
かわいいろくちゃん、手作りのおみこしや、のぼりが目をひきました。

ピースウオークのろくちゃん.JPG ピースウオーク.JPG 手作りおみこし.JPG
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