2014年08月09日

「はやとくん」はこうして進化する

「はやとくん」通信によれば、先ごろ「辞書会議」が開催されたとのこと。この「辞書会議」は少なくとも年に2回は開かれて、「はやとくん」ユーザー速記官の熱い期待に応えています。

「はやとくん」のことはご存じの方が多いと思いますが、全国の速記官が法廷で速記をして、素早く正確な速記録を仕上げるために、日々使っている漢字仮名交じり文に瞬時に自動反訳するプログラム(遠藤基資元速記官開発)のニックネームです。

開発されてから20年近く経過し、その間、システムの改変や、新しい機器への対応、時代に、事件に応じた辞書編成と様々なバージョンアップを繰り返してきています。

本来なら、裁判所の法廷で使っているものなので、官がこうした改変に対応してもらえるものなのですが、悲しいかな「はやとくん」は最高裁から見て見ぬふりをされている状態なので、速記官自らが対応せざるを得ないのです。

全国のユーザー速記官の要望に応えて、@打ち方の決まり A出力の検討 B機能に関する問題 C意味属性の活用 Dさ変動詞の登録 EWXGが利用可能な環境研究 F誤変換例と解決策 G外来語の表記基準と登録方針 H異字同訓漢字の使い分けとその反映 I附属語辞書実験結果の整理 などなど、全般にわたり研究・検討・方向性の決定をして、「はやとくん」を日々進化させています。

速記官は全国で204人と人数が激減していますが、この辞書会議に集う「はやとくん」牽引軍団のおかげで、「はやとくん」と速記官のパワーは健在です。「はやとくん」でリアルタイム反訳.jpg






posted by sokkikan at 08:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。突然のコメントで失礼します。
私は現在、都内の法科大学院で司法試験に向けての勉強をしております。
大学にて四年間速記部に在籍しまして、速記の勉強をしておりました。そのため速記検定2級を有しており、院を卒業した際には1級を取得しようと考えております。私自身は「はやとくん」のような電子機器を用いた速記ではなく、昔ながらの鉛筆を使った速記しかできませんが、「はやとくん」のようなハイテク技術を駆使した速記にも興味があります。
さて、花子さんと同様に速記に親しむ者としては、速記官の減少というのは大変悲しい事実です。速記の利便性というものは、実際に速記をしたことがある人にしかわからないものしれませんね。
私も速記官の復活を強く望んでおります。今は何もできないかもしれませんが、将来は何らかの活動をしていきたいとも考えております。そのため、貴ブログも、思い出しては覗かせていただいております。
励みにもならないかもしれませんが、速記官が滅亡しないように、心から願っております。頑張ってください。
Posted by 都内の法科大学院生 at 2014年09月06日 20:57
励ましコメントありがとうございます。ブログの更新がスムースにいかず、期待に添えていませんが、今後とも時々ご覧ください。
司法試験を目指して、速記も習得していらっしゃるという若い方の心のこもったコメントに朝から大感激の花子です。ありがとうございました。
Posted by 花子 at 2014年09月07日 08:52
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