2014年02月19日

大阪支部ニュース54を、1月に発行しました。

速記官制度を守る会大阪支部は第16回総会を昨年12月に開催し、その模様を伝えるニュースを1月に発行しました。

このブログでも内容をお伝えしたいと思っていましたところ、既報のように各地弁護士会から「意見表明」が出されたことをお知らせする!といううれしいことが重なり、遅くなってしまいました。

総会の内容が充実していて、要約しか紹介できませんでしたが、


☆井戸謙一弁護士(元裁判官・滋賀弁護士会)の講演「裁判官こそ養成再開の声を」は、井戸弁護士の率直で真摯な心情が語られて心を打ちました。やっぱり裁判所の中にこうした率直な声が埋もれているはずだと、勇気づけられました。


☆井上美弥子スタンフォード大准教授は「米国の法廷速記に関する最近の研究動向について」と題して3度目の講演をいただきました。アメリカの法廷で活躍する速記者のことは世界的に有名なことですが、その実情を全米の職業統計や、州の実態、連邦裁判所の指針など調査した上で研究者としてレポートを出してくださいました。


そしてもう一つ、総会でも発言いただきましたが、今回初めて参加された主任書記官T氏からの寄稿を掲載しました。
ここに全文の紹介はできませんが、T氏は「50の手習いで始めた英会話の実地訓練を兼ねて」単独でニューヨーク刑事裁判所に傍聴に行かれたというエピソードです。幾ら長年の裁判所職員であっても、外国の裁判所の実情は全く分からないし、ましてや「手習い中」の英語をあやつり、ビビりつつ、念願の陪審裁判の傍聴にこぎつけた様子がつづられています。
右のスケッチはその陪審法廷にいた速記者です。NY刑事裁判所でのコートリポーター.jpg
この速記者のことについてT氏は、
「・・法壇の前で日本の速記官同様、背筋を真っ直ぐに伸ばして事務をしている年配の女性がやはり速記官でした。手元に速記タイプが見えました。また日本の速記官同様、発言が不明瞭な際、それを確認する場面がときどき見受けられました。それはそうでしょう。自分の責任で証言を記録するのですから、今この機会を逃したらもう取り返しがつかなくなる。まさしく“今でしょう”のタイミング。しかし、かつて最高裁があてにしていた音声認識システムや、今となっては頼らざるを得ない録音反訳では絶対にこうは行かない。・・」と。


講演いただいた先生方、こうして寄稿してくださった主任書記官、そしてなかなか厳しい、この「裁判所速記官の養成再開」運動に対して、ずっと支援いただいている多くの方に感謝、感謝を改めて思い起こした1月号の紹介でした。



posted by sokkikan at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。