2012年11月18日

「証拠調べに裁判所速記官の立会を要請してください。」お願い行動

 2010年秋、同趣旨の要請行動を日弁連はじめ全国の単位弁護士会と、弁護士各位あてに取り組みましたが、再び取り組みを行います。
 私たち「守る会」は、速記官の養成再開を求める弁護士会の「声明」や「意見書」などの後押しを受け、長らく最高裁や国会に向けて養成再開を訴えていますが、最高裁を動かすまでには至っておりません。
ですが、ひるまずに運動を続けています。

ぜひ、再びのこの要請行動へのご理解をいただけますよう、お願いいたします。

日弁連や単位弁護士会、更に、日々法廷に臨んでおられる弁護士の皆さまにもご協力を訴えます。

取り組みの「本文」と、裁判所への「速記官立会要請書」は以下のとおりです。
ぜひ多くの皆さまのご協力をお願いいたします。ダウンロードのうえ、ご活用いただければ幸いです。


                                                         2012年11月
弁護士会会員 各位

  裁判所速記官制度を守り,司法の充実強化を求める会
                 【
http://www3.sokkikan.coco.jp/ 】
             会 長  鶴 見 祐 策(東京弁護士会所属)


        証拠調べに裁判所速記官の立会を要請してください
                                 〜速記官の養成再開に向けて〜

 
 
 1997年,最高裁裁判官会議で裁判所速記官の養成停止が決定され,最大時825名いた速記官は2012年4月時点で219名となりました。このため,速記官がゼロ若しくは1名配置となった地裁本庁・支部は全国で34庁にも上り,このままでは,いずれ裁判所から速記官がいなくなることは明白となっています。
  

 当事者が訴訟準備を十分に行い,公正・迅速な裁判を実現するためには,正確で迅速な供述記録=速記録の作成が非常に重要です。しかし,速記官数の急激な減少のため,必要な事件に速記官が立ち会えない状況が広がっています。

 速記録に代わるものとして,最高裁は民間業者委託の録音データ起こし(いわゆる録音反訳方式)による供述記録を提供していますが,完成までに日数がかかり,誤字・脱字等が多いため,審理にも少なくない影響を与えています。最近(2012年)も,横浜地裁で録音データの紛失,さいたま地裁で反対尋問のやり直しといった大きな事故が報告されています。
 

 養成停止決定後に「司法制度改革」が行われ,裁判員裁判制度が導入されるなど情勢も大きく変わり,速記録の需要は一層高まっています。当会はもちろんのこと,種々の民主団体,また裁判所内部からも速記官の養成再開を求めていますが,最高裁は養成再開に応じようとしません。


 そこで,最高裁に速記録の需要が高まっていることを改めて訴え,養成再開を実現させるために,速記録のユーザーである皆様から各事件担当の裁判体に対し,「速記録を作成してほしい」「速記官を法廷に立ち会わせてほしい」「速記官の填補をしてほしい」という要請をしていただきたいと考えております。

 当会の活動趣旨にご理解を頂き,本とりくみへのご協力をよろしくお願いいたします。

※本とりくみについての詳細は http://www3.sokkikan.coco.jp/ をご参照ください。
※特に速記録の必要性が高い裁判員裁判をはじめ,民事・刑事事件だけでなく,家裁・簡裁の事件でも速記録が必要だと思われる事件については要請をお願いします。要請は口頭でも結構ですが,同送若しくは上記アドレス掲載の「速記官立会要請書・記載例」も御参照ください。
                                                   以  上
                                                                                      

                            速記官立会要請書
                                          平成  年  月  日

   地方裁判所   係御中
                                                                                      
                                             弁護人(代理人)       
                                          
  下記事件につき,証拠調べに速記官の立会を要請します。


事件番号 平成  年( )第  号事件
当事者名        
事件期日 平成  年  月  日   時 分開廷
□証人(      ) □本人(      )

                                         
                                      要請理由

□証人が専門家であり,発言内容が複雑困難である
□立証にかかわる重要証人である
□速記録を希望する
□次回期日が早い
□その他




posted by sokkikan at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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