2012年11月11日

点字で訴訟提起し、点字で判決文が出た!(名古屋地裁)

この判決は9月7日、名古屋地裁で出されました。
点字の判決文は「きわめて異例」(最高裁)なため、マスコミでも大きく報道されたようです。
このことは、花子が購読している「新婦人しんぶん」11月8日付けの記事で知り、これはすごい、日本で初めてのことと、うれしくなりました。

「新婦人しんぶん」によれば、原告の梅尾さんが名古屋市を相手に「障害程度区分引き下げの取り消し」を求めて点字で訴状を作り訴えていた裁判で、点字で判決文が出されたということです。

訴えは退けられましたが、梅尾さんは「判決文を点字でもらえるというのは、ものすごい前進だと思います。私は『二兎を追って一兎を得た』と言っています。」とありました。
そして、点字の判決文は業者にでも頼んだのかと思って書記官に聞くと、裁判所の職員が力を合わせて作ったということだそうで「これで名古屋地裁には点字化する能力があることが証明されました。」と書かれていました。

こうした積極的な訴えが、最高裁の「きわめて異例」コメントにかかわらず、各地の裁判所をユニバーサルデザインの方向に向かわせる原動力になっていくこと、大いに期待したいです。


2年前にこのブログで書きましたが、神戸地裁で聴覚障害者の原告が障害基礎年金の裁定却下処分取り消しを求めた裁判で、原告本人尋問を速記官によるリアルタイム字幕表示を裁判所に求めたところ「尋問に速記官を入れることはできない」と拒否され、やむなく民間業者に委託してリアルタイム字幕がスクリーンに表示されたということがありました。

この事件の代理人の濱本弁護士は「法廷にスクリーンを入れて表示する実績を作ったことは聴覚障害者に対する情報保障では前進だが、原告負担や、録反調書に時間がかかったことなど、問題点があると指摘されています(守る会大阪支部ニュースbS4)。」

リアルタイムでの字幕表示や、点字化は、裁判所がその気になればやれるということ、この2つの出来事で分かりました。

裁判所のユニバーサルデザイン化に速記官は大いに力を発揮できますよ〜



posted by sokkikan at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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