2010年06月03日

「DVDの閲覧拒否」これって、どういうこと?

3月19日付けブログ記事「こんなときこそリアルタイム速記、じゃないでしょうか。」で書きました裁判の続報記事が6月2日付け朝日新聞夕刊に掲載されていました。
その結びに「DVDの閲覧拒否」と書かれていて、これってどういうこと?と、???がいっぱい浮かびましたので記事全文を引用して紹介します。

引用開始−
「審理差し戻しを要求 控訴審開始 誤訳主張の被告側 
 覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の罪に問われ、一審の裁判員裁判で懲役9年罰金350万円の判決を受けたドイツ人女性(54)の控訴審第1回公判が2日、大阪高裁であった。弁護側は『一審の司法通訳人による通訳ミスが裁判員の判断をゆがめた可能性がある』と指摘。一審判決を破棄し、審理を大阪地裁に差し戻すよう求めた。
 弁護人の渡辺修弁護士は同日、『一審の法廷内のやり取りが録音されたCDを専門家が分析した結果、被告の比較的長い発言のうち65%で意味の取り違えや訳し漏れがあった』とする鑑定書を提出。これに対し、検察側は『司法通訳人が意訳した部分があるが、誤訳にあたらない』とする答弁書を出し、被告側の控訴を棄却するよう求めた。
 今回の問題をめぐっては、一審の審理の映像が記録されたDVDの閲覧を渡辺弁護士が高裁に申請したところ、拒否されている。(阪本輝昭)」
−引用終了

DVDは弁護人など当事者には交付すると、最高裁は説明していたはずですが・・・。

PS(6月7日)
と、最後の一行に書き込んじゃいましたが、最高裁がDVDを弁護人に交付するとしていたのは、「一審の裁判員裁判における弁護人に対して」ということであること、調べて分かりました。
さっそくコメントで教えてもらった「一日一生」さんブログでも、控訴審の弁護人に対しての法的根拠がないとのことが書かれています。
こういう通訳事件だと、控訴審を担当される弁護人にとって画像記録というのはぜひ確認したい重要なものであることには間違いないでしょう。急いで法的根拠を作ってもらわなければなりません。



posted by sokkikan at 09:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うろ覚えだったので、ちょっと探しました。
http://ameblo.jp/onishiyoichi/entry-10533292091.html
こちらにも書かれてるように、閲覧や貸出しは「裁判員裁判中は」という注釈付きのようです。高裁段階については明確な規定がないみたいですね。
Posted by yiskt at 2010年06月04日 01:52
yisktさん、さっそくコメントありがとうございます。紹介のブログに詳しくあって少し疑問は解けました。控訴審から新たな弁護人が選任されるというケースも多いでしょうから、しっかりと弁護権が確保できる規定が必要ということでしょうね。
Posted by 花子 at 2010年06月04日 08:21
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