2009年11月24日

新しい支部長、安原浩弁護士を先頭に

12回総会記念講演.JPG大阪支部総会、お陰様で盛会となり、また新たに進んでいく道筋を確認して終えることができました。


総会冒頭、石松支部長から、発足から11年間「紙と文字の文化に執着して」支部長を務められた思いが話され、内外の歴史からみて速記は不滅であることに確信をもって、新支部長と共に速記官の皆さん頑張ってください、との励まし、心のこもるご挨拶がありました。

続いて、1年間の活動報告と方針提案、支部長・安原弁護士顧問・石松弁護士、他の役員は全員留任の役員提案、並びに財政報告が行われ、すべて拍手で承認されました。


守る会本部・奥田副会長から連帯と運動提起のあいさつ、新支部長・安原弁護士の就任のあいさつがされました。


第2部記念講演「裁判員制度と速記」と題して、
レジュメ@速記は公判中心主義の申し子 A公判中心主義の衰退 となっていった経過を説かれ、B法曹三者が支えた調書裁判 C有罪慣れした裁判官 D法曹外からの司法改革の波 E裁判員制度の根幹 F裁判員制度と公判中心主義の復活 G裁判員制度と速記制度の今後 と進められました。
今、最高裁が進めている録画検索方式の効率性と限界については、保存には良いが一覧性・速読性に欠ける、本格的否認事件の場合に速記の真価が問われるとしてリアルタイム速記の態勢準備の必要性があると、裁判員制度の中に速記官制度を位置付けていく方向を明確に示されました。

質疑・意見交換に移り、
Q「再審のことが気になるがどのくらい記録が残るのか。」
A「すべて録画は残る。時間を掛けて見ることになるだろう。開示された証拠は残る。」

Q「全国の情況だが裁判員裁判で速記立ち会いが要請されていたのに、変更になって立ち会えなくなった例が報告されている。大阪でもまだ1件も立ち会っていない。最高裁に問うと『排除するものではない』と従来通りの回答で、裁判体の判断と言うが、裁判員裁判部に配置されていながら疎外感を感じている。」
A「最高裁の回答は現場裁判官を危惧して玉虫色にしているのではないか。」

Q「本当に、何も書いたものを持ち込まずに評議ができるのか。」
A「何もなしで評議は不可能だろう。」

Q「模擬裁判で裁判員になった人の経験だが、証言を確認したくて検索を裁判官に依頼したが、その場所を見つけるために空白が生じて心理的につらく、確認したいと言い出せない雰囲気になった、という。」


最後に総会アピールを読み上げ拍手で採択されました。
アピールは最高裁はじめ衆参法務委員会など関係各機関に送付します。


懇親会は、大阪弁護士会副会長の満村弁護士の乾杯で始まり、時間の許すかぎり交流を深めることができました。
今回、初参加という方もおられて速記官制度についての関心がより広く深くなったこともうれしい兆しです。



posted by sokkikan at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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