2008年11月04日

「速記録問題ミニシンポ」開催します。

 裁判所速記官の養成停止が決定されてから早くも10年が経ち、これまで全国の裁判所では速記官が大幅に減員しています。そして、速記官をめぐる職場の状況も厳しさを増しています。

 私たちが昨年末に実施した全国の弁護士3000人に対するアンケートでは、回答者の約9割が民事・刑事の裁判で速記録を作ってほしいと思ったことがあるとしています。自由意見では多くの弁護士が、裁判所速記官の作成する速記録を高く評価し、速記録を切望しています。しかし、現在の裁判では、客観的で正確な速記録が強く求められているのに、その要請に応えることができず、深刻な状況となっています。

 来年5月21日以降、国民の参加する裁判員裁判が実施されますが、それは速記録なしの裁判になります。最高裁の音声認識システムは文字化されず、録画の検索に利用されるのみです。訴訟当事者や裁判員は、自分の「メモ」と「記憶」のみで裁判に臨むこととなります。速記録の提供なしに訴訟準備や審理・評議をきちんと行うことは極めて困難なことと言わざるをえません。

 聴覚障害者の裁判員になる権利を保障するためにも、リアルタイムシステムによる文字情報が必要です。

 私たちは、速記録問題について、日頃から取り組みをすすめている諸団体と速記録をめぐる情勢について認識を深め合うとともに、速記官の養成再開や共同運動などについて意見を交換し、今後の運動の展望を切り開くため以下の要領で「速記録問題ミニシンポ」を開催します。

1 日 時   2008年11月15日(土)
         午後1時30分〜5時
2 場 所      東京都南部労政会館(рO3−3495−4915)
         JR大崎駅下車 南改札口 徒歩3分
3 日 程
 (予 定)  午後1時30分〜2時30分(講演)
           2時30分〜2時50分(報告)
            3時00分〜4時45分(討論)
           4時45分〜5時00分(まとめ)
4 主なテーマ
    @ 速記録の現状 
      A これからの裁判記録と裁判員裁判 
      B 今後の展望

posted by sokkikan at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 守る会の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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